11月18日(月)こども食堂を運営する「てとてとひろば」さんを訪問しました。
(公開のご了解をいただき以下掲載させていただきます)
名 称:こども食堂「てとてとひろば」
電話番号:0550-83-1107
代表者名:岩田天海(いわたあまみ)
1.こども食堂を始められたキッカケと活動を始めた時期
こども食堂は約12年前に始めましたが、現在の形になったのは6年前くらいで、団体の運営の中心となって活動しているSさんが、学校
に行っていた息子さんのことで近隣のご家庭からの支援に感謝され、そのお返しとして近隣の経済的に大変なご家庭とつながりたいと思い
を強くして、支援する方法を模索したことがキッカケとなっています。
「お腹がいっぱいだと人は悪いことはしない」、「出来る人が出来る時に出来ることをやれば良い」という考えのもとで、その考えに共感
したスタッフのメンバーのみなさんと活動しています。
2.運営スタッフや食材提供者などの仲間づくりの方法
運営スタッフについては、最初は美容院を営むSさんのお客様に声を掛け、次に息子さんの友人のお母さんに声を掛け、それからは口コミ
や横のつながりで広がっていき、今では全部で30人くらいいるスタッフが参加できるときに参加しています。
団体の代表は障がい者ですが、この様な状況を世間に対して意見を発信したいという意気込みがあり、集まるスタッフもそれを活動の一つ
の糧として行動しています。
食材提供者は、定期的に提供していただける方はいませんが、活動を知った御殿場市内外の農業生産者を中心に幅広く支援をいただいてい
ます。
3.食堂開催日の知らせ方
経済的に困窮していると認知しているご家庭に確実にお弁当を割り当てるため、対象者にだけLINEで案内しています。よって、一般の
方やふらっと寄った方へのお弁当の提供はありません。対象のご家庭数は増加傾向で、社会福祉協議会や民生委員などから紹介を受けてい
ます。
4.開催頻度・食事の提供数
毎月第3月曜日に実施しています。世帯数としては、25世帯で約100食分のお弁当をお昼過ぎまでに用意します。そして、基本的に午
後以降に取りに来ていただきますが、車などの足がないご家庭は、スタッフが届けに伺っています。
また、「フレッシュパック」と言って、野菜や果物などを提供いただいた際、弁当の材料のタイミングに合わない場合は、都度それらをス
タッフが対象のお宅にお届けに伺っています。
5.活動の財源
フードバンクふじのくにから毎月食料品の支援をいただいています。また、都度食材提供者からお弁当の作成タイミングに合わせて野菜等
をいただくことや、歳末助け合い募金・御殿場市からの補助、地元ライオンズクラブやSNSで活動を知った個人の方からの寄付などで何
とか賄っています。時には、提供された食材をスタッフの方が買い取る形で資金を捻出して、必要な材料の購入にも充てています。
それでも、支援だけで全てを賄うことは難しいので、無理のない範囲でスタッフの方が少しづつ資金や食材を出し合うことはあります。
6.お知らせしたいこと
まだまだ、本当に大変なご家庭は、この様な情報すら届いていなかったり、支援を受けることをためらっていることも多いと思います。こ
れからも、経済的に厳しい家庭は増えていくと思いますし、みなさんの近所でも必ずその様なご家庭があると思いますので、自分で出来る
可能な限りの支援をしていただきたいと思います。